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CPI臨床心理士事務所

用語集

臨床心理士

文部科学省認可の財団法人、日本臨床心理士資格認定協会（学校教育法第109条第
３項ならびに学校教育法施行例第40条に基づく臨床心理専門職大学院認証評価機関）
が認定する心理学の専門家の資格です。

臨床心理士の専門業務

①臨床心理査定
　面接や心理テストを用いて心の状態やその人の特徴、その人に合ったサポートの
　方法を考えます。

②臨床心理面接
　心理カウンセリングを用いて、心の問題解決をサポートします。

③臨床心理学的地域援助
　個人を取り巻く環境に働きかけ、その人や集団をサポートします。

④臨床心理学調査・研究
　臨床心理士資格は５年ごとの資格更新が義務づけられているため資格保持のため
　に職能団体や学校研究団体での継続的な調査・研究活動を行なう義務があります。

臨床心理士の活動領域

臨床心理士は文部科学省の実施するスクールカウンセラーの資格要件とされている
ほか、公務員心理職採用試験の資格要件、国境なき医師団日本支部メディカルスタ
ッフの資格要件とされているなど、教育・医療・福祉・司法・矯正・学術・研究な
様々な領域で活躍しています。

代理トラウマ

トラウマ体験を言語的に共有するなどした場合、聞き手が専門的なトレーニングを
受けていない時には聞き手自身がトラウマを体験する場合が在る。
※いわゆるショックな体験（時間が解決してくれる）と、トラウマ体験は異なる。

二次被災

①ADHDなど発達障害をお持ちの生徒さんは集団の中で関係を作りにくく、感情が
　衝動化しやすいなどの傾向を持っている為、大人から抑圧的に扱われる場合が多
　いと言われている。
　外界・社会を暴力的・抑圧的な物として体験する為、行為障害→人格障害に発展
　する事がより大きな問題と考えられています。

②トラウマ体験を聞き出す事により、被災者の防衛的なバランスをこわし、強制的
　にフラッシュバックを引き起こす事になる。
結果としてPTSD発症因子となる。

虐待

ぎゃくたいはabuseの訳語ですが虐待と訳してしまうと、残虐の連想から過度に暴
力的な行為をイメージしてしまいますが、ab useー本来と違った扱い方をする。で
すから通常私たちが考えている領域よりも広い概念である事が解ります。

教育分析

本来は精神分析・精神分析的心理療法において、心理療法家を目指す者自身が心理
療法を受け、自身の内的生活歴やトラウマ・コンプレックス等を意識化・統合する
トレーニングである。
心理療法家が教育分析を受けていない場合、治療関係が構築出来ないだけでなく、
互いが傷つき合う場合があり（たとえば陰性転移、逆転移の意識化・コントロール
が出来ないなど）危険である。

精神分析以外の学派では「クライエント体験」と呼ぶ場合が多い。

スーパーヴィジョン

受け持っているクライエントとのカウンセリングについてスーパーバイザー（指導
教育的心理療法家）に継続的に指導を受ける事、心理療法家のトレーニングの方法。

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